イラン

モクタリさんがブログ開設

イラン国営通信東京支局の元記者、モクタリ・ダビッド氏が、ブログを開設したようだ。 読売新聞が報じていた。http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20090907-OYT8T01204.htm前にこのブログでも紹介したが、モクタリ氏は、イランの「ジョーク集」…

雑誌「外交フォーラム」に

8日発売の日本外交・国際関係が専門の月刊誌「外交フォーラム」8月号に、イランについてのエッセイを寄稿しました。ご笑覧ください。テヘランの街は、イラクからきた砂嵐で、黄色いもやがかかったよう。イラクの砂嵐といえば、春の3月ごろが普通なのに。…

イラン人とピザ

イランでのピザの普及ぶりには目をみはるものがある。街をあるいてもあちこちにピザ屋の看板。まあ、ナンを主食にしているイラン人は、ピザとの相性は良いはずである。出前をしている店が多く、筆者も重宝している。最近のお気に入りは「ナポリ」という店で…

イランの千里浜

ペルシャ湾のイラン側の都市バンダレアッバースの沿岸には、長い砂浜が続いているのだが、この砂浜の砂が相当キメが細かかった。表面が固いから、普通の乗用車でも、容易に通行が可能。 石川県羽咋(はくい)市の千里浜海岸を思い出した。ここも砂粒が細かく…

本来ならこっちがブルーモスク

イラン中部、サファビー朝の首都だったイスファハンのイマーム・モスク。王政時代は、シャー(王)のモスクと呼ばれていた。世界でもっとも美しいモスク、と私は思う。

イランとパレスチナ

イランとパレスチナ。イラン政府は、イスラエルを国家承認しておらず、国営テレビは「レジーメ・シオニスティ」(シオニスト政権)と呼び、国家名であるイスラエルを使わない。だから、イスラエル全土の「解放」を掲げ、イスラエルの存在を公式には認めない…

イランの常套句

スイス・ジュネーブでのアフマディネジャド・イラン大統領のイスラエル非難演説が物議を醸しているが、イランで、イスラエル非難の常套句というと、「マルグ・バー・イスラエル」。日本語で「イスラエルに死を」。英語では、写真のように(つづりが少し違う…

水タバコ規制強化か?

イラン保健省のたばこ規制担当当局者は、「チャイハネ(喫茶店)での水タバコ根絶」に向けた厳格な新施策を近く実行に移すと明らかにした。 この当局者は、警察当局もこの施策を支持する見通しだと語り、イラン国内の多くの州での適用に何の障害もないことを…

ペルシャ更紗とシルクロード

イランの古都イスファハンの名産の一つが、「ペルシャ更紗」(ガラムカール)。木綿の生地に木製スタンプでさまざまな模様を染め抜く。ガラム(筆)カール(仕事)の名のとおり、昔は、模様を筆で描いていたらしい。 メイダーネ・イマーム(イマーム広場)で…

雑誌「フォーサイト」に

新潮社の予約購読制のニュースマガジン「フォーサイト」に、6月のイラン大統領選挙に関する原稿を寄稿しました。機会がありましたらご笑覧ください。 (写真は、イラン中部イスファハンを訪問したアフマディネジャド・イラン大統領(右)。左端は、サイード…

時は過ぎて・・・

サファビー朝ペルシャの都として繁栄したイラン中部イスファハンの象徴ともいえる「イマーム広場」。学生時代の旅行以来、久しぶりに足を踏み入れた。その当時は、みやげ物店もそれほどなかった記憶があるが、今やぎっきりと並んでいる。神秘性は薄らいだ感…

古都のアンティーク・カフェ

イランの古都イスファハンの最大の見どころ、イマーム広場から少し入ったところにある「アザデガン」という名のチャイハネ。ここのウリは、天井や壁にところ狭しと飾られたアンティーク。ランプ、時計、ポットなどに加え、往年のサッカー選手や大相撲の小錦…

「軍縮問題資料」に

7日発売の月刊誌「軍縮問題資料」5月号に、イスラム革命30年を迎えたイランの現状に関するレポートを寄稿しました。ご笑覧ください。 (写真は、1月31日にテヘラン南部のホメイニ廟で行われた、ホメイニ師帰国30周年記念式典で歌うイラン革命防衛隊…

作家高野秀行氏来訪

辺境探検作家の高野秀行氏が、イランを訪れた。高野氏は、早稲田大学探検部の出身で、在学中にアフリカ・コンゴの幻の怪物探索のルポルタージュ「幻獣ムベンベを追え」でデビューし、その後も世界各地の探検にいそしんでいる方である。 今回は、週刊「SPA…

湾岸の島の中国市場

海の向こうはドバイ、というイラン南部のペルシャ湾に浮かぶゲシュム島。ここは、イラン政府により自由貿易地域となっていて、イラン国内より安く外国製品が手に入る。目玉は、なんといっても中国製品。ゲシュム島のフェリー乗り場には、衣類や毛布を山ほど…

ながら水タバコ

アラブ世界でも、ながら水タバコは、カフェでよく見られる光景。だが、問題は、ふにゃふにゃした吸い口を両手を使わずにどうやってキープするか、という点。 イラン南部バンダレ・アッバースのカフェで見かけたこの水タバコは、吸い口がまっすぐな一本のパイ…

エビのケバブ、なんて

あるんですね。ペルシャ湾に浮かぶゲシュム島というイラン領の島のレストランで食べました。ゲシュム島までは、ペルシャ湾岸のイラン側都市バンダレ・アッバースからフェリーで一時間半ほど。距離的には、あのアラブ首長国連邦ドバイからもそう遠くはない。…

仮面の女たち

イランのペルシャ湾岸に、女性が仮面をしている地域があると聞いてはいたが、先日で訪れたバンダレ・アッバースでついに目撃した。ご本人の了解を得た上で、パチリ。年配の方々が多く、この習俗はだんだんすたれていっているようだ。 こちらは、バンダレ・ア…

ハーフェズ占い

イランの街頭では、小鳥に自分の運勢を占ってもらうという小粋な占いがある。「ハーフェズ占い」。託宣は、イランの国民詩人ハーフェズ(1326頃−1389頃)の詩の一節だ。 「多くのイラン人は子供の頃にハーフェズの詩を暗唱する。それぞれの家には、…

手榴弾のモニュメント

イランの交差点などには、その町のシンボルをあしらったモニュメントが飾られていることは多い。イラクとの国境の街、イーラム州メヘランでは、なんと手榴弾のモニュメントが飾られていた。 メソポタミア平原の東の端にあるメヘランは、イラン革命直後、サダ…

民兵ベスト

前の記事で少しふれた革命防衛隊傘下の民兵組織バシージ(バシジ)。大学テニスサークルのウィンドブレーカー風といったが、よくよく確認したら、写真のようなベストだった。 前出のホメイニ師帰国30周年記念式典にて。テヘラン商業組合が組織するバシージ…

反米集会の常連さん

イランの大規模集会には「つきもの」の反米、反イスラエル・アジを叫ぶ人々。いったいどういう人たちなのか、といつも疑問に思う。第一には、バシージと呼ばれる革命防衛隊参加の民兵組織のメンバー。この人たちは、日本の大学のテニスサークルのようなウィ…

バザールにて

テヘランの大バザールを歩いていたら、目があってはまった。タバコ屋のおじいさん。日本の往年の名優、加藤嘉さんのようなあじわいのある表情。 イランでも、タバコ屋の店番はお年寄りなのだろうか。

ジュース・スタンドの効用

キャバブや肉煮込みなど、ヘビーな食べ物が多いイランでは、生絞りジュース(アーブ・ミーベ)は、まさに一服の清涼剤。 街中には、写真のようなジューススタンドもあちこちにあり、コップ一杯6000-7000イラン・リアル(日本円で60-70円)程度と手軽な値段で…

けむそうなチャイハネ

テヘランの街をぶらぶら歩いていても、例えばカイロのように、あちこちで水タバコカフェに出くわすということはない。多分、地下に作られている店が多いことや、屋外で吸うようなカフェがほとんどないことが理由と思われる。 ここは、世界に名をとどろかせる…

チャイハネの味

BBCテレビ(英語版)でこの2月、「Taste of Iran」(イランの味)と題したイラン紀行番組を毎週土曜日の夜(イラン時間)に放映していて、きのうは第3回の南部シーラーズとヤズドの回だった。サーデク・サバというBBCペルシャ語ラジオ・テレビのコメ…

巨大なトルコ風ケバブ

アラブ世界でシャワルマ、トルコでドネルケバブといったら、あの回転する肉をそぎ切ってパンに挟んで食べる中東ならではのファーストフード。もっとも、最近では秋葉原が、日本のドネルケバブの「メッカ」になっているらしいが。 ここテヘランでは、キャバブ…

テヘラン大の金曜礼拝

イスラム教のいわゆる金曜礼拝だが、テヘランで最大のものは、テヘラン大学の屋外大講堂でいつも行われる。市内や近郊から無料バスも運行され、平均年齢はやや高めだが、老若男女が集う。映像の日は、イラン最高指導者のハメネイ師が登場。アラビア語でも演…