反米集会の常連さん

イランの大規模集会には「つきもの」の反米、反イスラエル・アジを叫ぶ人々。いったいどういう人たちなのか、といつも疑問に思う。第一には、バシージと呼ばれる革命防衛隊参加の民兵組織のメンバー。この人たちは、日本の大学のテニスサークルのようなウィンドブレーカーを着るなどして、会場に現れる。ほかに一匹狼的な人もいるようで、例えばこの、革命元勲ホメイニ師の写真を掲げる人。

1月31日に行われた、ホメイニ師が亡命先のパリから帰国して30周年を記念する式典での風景(於テヘラン郊外のホメイニ廟)。ロイター通信など外国通信社が配信した写真にも大写しになっていたので、記憶がある人もいる(いない?)かも知れないが、この人、かなり有名な常連さんらしい。
 実際、その数日後、こんどは、テヘラン大学で行われた、パレスチナイスラム原理主義組織ハマスのトップ、ハリド・メシャル氏の演説にも姿を見せた。

カメラマンの要請にも従順にポーズをとったり、移動したりしていて、なにか、おかしみがある。まあ、日本でも、同じようなカテゴリーの人は、いないこともないのだろうが・・・。