2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

イスタンブールの韓国飯

トルコに行って、トルコ飯を食べずに何を食べたかというと、それは韓国飯である。イスタンブールには、「中東随一」と言う人もいる日本料理屋「優曇也」(うどんや)があり、ここもトライしたのだが、正直言っていまひとつだった。 それで、旧市街にある韓国…

トルコとイランの飯

「イラン料理は空腹なときにはうまい、さほど空腹でないときには実にまずい」こんな一文で始まる文章が、河出書房新社のイラン紹介本「アジア読本イラン」に収録されている。筆者は、イラン研究者の上岡弘二氏と吉枝聡子氏。実に的を得た指摘である。この文…

旧市街でのんびり水タバコ

トルコ・イスタンブール旧市街の「アリ・パシャ・メドレセ」と呼ばれる水タバコカフェが集まる一角。トラムのチャンベルタシュ駅の近く。イスタンブール大学からもほど近く、客は外国人観光客もいるが、地元の人たちが大勢を占めており、のんびりとした空気…

作家高野秀行氏来訪

辺境探検作家の高野秀行氏が、イランを訪れた。高野氏は、早稲田大学探検部の出身で、在学中にアフリカ・コンゴの幻の怪物探索のルポルタージュ「幻獣ムベンベを追え」でデビューし、その後も世界各地の探検にいそしんでいる方である。 今回は、週刊「SPA…

湾岸の島の中国市場

海の向こうはドバイ、というイラン南部のペルシャ湾に浮かぶゲシュム島。ここは、イラン政府により自由貿易地域となっていて、イラン国内より安く外国製品が手に入る。目玉は、なんといっても中国製品。ゲシュム島のフェリー乗り場には、衣類や毛布を山ほど…

ながら水タバコ

アラブ世界でも、ながら水タバコは、カフェでよく見られる光景。だが、問題は、ふにゃふにゃした吸い口を両手を使わずにどうやってキープするか、という点。 イラン南部バンダレ・アッバースのカフェで見かけたこの水タバコは、吸い口がまっすぐな一本のパイ…

エビのケバブ、なんて

あるんですね。ペルシャ湾に浮かぶゲシュム島というイラン領の島のレストランで食べました。ゲシュム島までは、ペルシャ湾岸のイラン側都市バンダレ・アッバースからフェリーで一時間半ほど。距離的には、あのアラブ首長国連邦ドバイからもそう遠くはない。…

仮面の女たち

イランのペルシャ湾岸に、女性が仮面をしている地域があると聞いてはいたが、先日で訪れたバンダレ・アッバースでついに目撃した。ご本人の了解を得た上で、パチリ。年配の方々が多く、この習俗はだんだんすたれていっているようだ。 こちらは、バンダレ・ア…

ハーフェズ占い

イランの街頭では、小鳥に自分の運勢を占ってもらうという小粋な占いがある。「ハーフェズ占い」。託宣は、イランの国民詩人ハーフェズ(1326頃−1389頃)の詩の一節だ。 「多くのイラン人は子供の頃にハーフェズの詩を暗唱する。それぞれの家には、…

エルサレムの穴蔵カフェ

先日、5年ぶりにエルサレム再訪を果たした。真っ先に行きたいと思ったのは、歴史の香りぷんぷん漂う旧市街かと思いきや、ユダヤ人側新市街のとあるカフェ。繁華街ベン・イェフダ通りからもそう遠くない。シャワルマやファラーフェルといったアラブ料理を「…

手榴弾のモニュメント

イランの交差点などには、その町のシンボルをあしらったモニュメントが飾られていることは多い。イラクとの国境の街、イーラム州メヘランでは、なんと手榴弾のモニュメントが飾られていた。 メソポタミア平原の東の端にあるメヘランは、イラン革命直後、サダ…