バグダッド・ブルース

東京・渋谷のHMVで、「バグダッド・ブルース」なるCDを見つけ、即、買った。ジャケットは、あの、バグダッド独特ともいえるくすんだカフェの写真で、水タバコを吸う男である。このブログの題字の写真に使わせてもらった、バグダッド・ラシード通りの「ハッサン・アジミ」とは、どうも違うみたいだが、似ている。いや、別のカフェかは自信はない。EMI Music Arabia なるレーベルが製作したものが、最近、オフィス・サンビーニャのライスレコードから発売されたものらしい。
要は、バグダッドにちなむアラブ音楽10曲を集めた企画CDだ。
まず、その名も「バグダッド」という曲が2曲。歌うのは、1人が、イラクが生んだ現代アラブポップスの大スター、カーゼム・サーヘル、もう1人がレバノンが生んだ歌姫、フェイルーズである。カーゼムの曲については、ある知人が、「この曲がCDなどの形で表に出たのは、これが初めてでは」と言っていた。カーゼムのこれまであまり知られていなかった曲のようだ。