素顔のヨルダン王妃


ヨルダンのラニア王妃を間近に見たことが一度ある。2003年春、首都アンマンのダウンタウンに、政府が設立した女性起業家向けインキュベーター・オフィスが開幕した日だった。高級ブランドと見られるが、割と普通のキャリアウーマン系の装いで、ヨルダン軍の護衛を何人か引き連れて、会場のインキュベーター・オフィスに姿を現した。 ラニア王妃は、会場にいた起業家の卵たちと気さくに雑談を始めた。起業家の卵のほうも、格段緊張したり、気後れしている様子もない(写真下)。

ヨルダンの英字紙記事を日本語にして紹介している「Jordan Today」の
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によると、ラニア王妃は、この手のイベントに、かなり頻繁に顔を出しているみたいだ。

ちなみにラニア王妃は、クウェート生まれのパレスチナ人。ヨルダン国内の人口の6割を占めるパレスチナ人の反イスラエル反米感情が、イスラエルと和平を結び、親米路線を取るヨルダン国家に向けられるのを回避する「安全弁」的な役割も担う。

こんなサイトに、ラニア王妃のプロフィールが。