エルサレムの三つ星レストラン

中東に住んでいると、イスラエルに行って食べる西洋料理がとてつもなくありがたく感じることがある。実際、そのレベルはなかなかのものだと思う。エルサレムのレストラン界で揺るぎない評価を得ている「キャバリエ」は、イスラエルクオリティーペーパーのハーレツのレストランガイドでも最高評価を得ていたはずだ。これが、キャバリエのビジネスランチのフィレステーキ。イランからやってくるととてつもなくいとおしく思える肉片だ。べつにイランのチェロキャバブがまずい、と言っているわけでは決してないが・・・。 で、ステーキより感動したのが、写真のサラダ。サラダ菜にロックフォールチーズが鰹節のようにかかっていて、クルミがのっかているだけ、といえばだけなのだが、なんともセンスのいい前菜であった。 えい、ままよ、と、もう一軒、「アルカディア」なるレストランにも足を運んでしまった。今や「キャバリエ」を抜いた、と評判らしい。写真は入り口の門。小道の奥にある隠れ家風のセンスのいい店だが、個人的には、「キャバリエ」が上かな、と思った。 最後に。意外にあなどれなかったのが、イスラエル南部スデロット近くのドライブインみたいこぎれいなレストランで食べたサーモンステーキ。ただ焼いたものに、レモンをかけて食べる、というシンプルなものだったが。イランで魚に飢えている、ということも多分に影響している、とは思われるが・・・。