アラビア語講座始まる

NHK教育テレビで10月から「アラビア語会話」が始まった。講師役は、女性が、数多くのアラビア語教本著者として知られる師岡カリーマ・エルサムニーさん(写真左)と東大建築学科博士課程在学中のラナ・デュベイシさん(写真右)、男性が大東文化大講師、モーメン・アブドーラさんという布陣。こんなところでばらしていいかわからないが、ラナさんは、大の水タバコ(レバノン流)ファン。師岡さんは、イラクが生んだアラブ音楽界のヒーロー、カーゼム・サーヘルの熱狂的ファンである。いずれ、カフェ・バグダッドにも登場願えれば、と思っている。ちなみに、日本人の「学習役」が、故柳家小さん師匠の孫で落語家の柳家花緑アラビア語に落語、というのも考えようによっては絶妙か。喜劇映画やノクタ(小話)といったアラブ世界の笑いを花緑氏が、今後どのように吸収するか、も焦点だろう。まったく初めての人々には、アラブ文字はとっつきにくい、との判断からか、番組の出だしでは、親しみやすさに力点を置いているようだ。
次回以降のお楽しみだが、番組内のスキットには、カイロ大学日本語学科卒業で、お茶の水女子大に留学経験のあるナハラ嬢も出演予定。カイロ在住の一部日本人に熱烈ファンを持つ美女である。私はNHKの回し者ではないが、この点も乞うご期待、だろう。